この記事は、アクセンチュアへの転職を検討されている方に向けに、気になる年収・面接・仕事内容を解説しています。
目次
アクセンチュアについて
社名 | アクセンチュア(Accenture PLC) |
本社所在地 | アイルランド ※アメリカ企業 本社業務は、シカゴおよびニューヨーク |
設立 | 1989年 |
名称(日本) | アクセンチュア株式会社(Accenture Japan Ltd) |
創業 | 1962年、事務所開設 |
設立 | 1995年12月 |
資本金 | 3億5千万 |
従業員 | 約13,000人(2019年9月1日時点) |
事業内容 | ・ステラテジー ・コンサルティング ・デジタル ・テクノロジー ・オペレーションズ の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供 |
社長 | 江川 昌史氏 |
東京オフィス | 赤坂インターシティ 東京都港区赤坂1-11-44 |
アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京 | 東京都港区三田1-4-1住友不動産麻布十番ビル |
東京ソリューションセンター | イヌイビル・カチドキ 東京都中央区勝どき1-13-1 晴海トリトンスクエア 東京都中央区晴海1-8-8 |
みなとみらいオフィス | 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-3 MMパークビル |
その他拠点 | 関西オフィス、イノベーションセンター北海道、イノベーションセンター福島、インテリジェント・オペレーションセンター福岡、熊本BPOセンター |
アクセンチュアの業績
アクセンチュアの直近の業績(2018年8月期)は、416億8000万ドルにのぼり、営業利益は58億4104万ドルです。営業利益率は14.0%になります。
下記のグラフはStockclipより引用しましたが、売上、営業利益共に順調に伸長させています。
アクセンチュアの仕事内容と採用ポジション(職種)について
アクセンチュアでは、5つのビジネス部門と管理業務部門で幅広く中途採用を行なっています。主にコンサルタント系職種とエンジニア系職種の募集が行われています。
サービス | ポジション・職種 |
戦略コンサルティング | ・戦略コンサルタント |
コンサルティング | ・経営コンサルタント(マネジメントコンサルタント) |
デジタル | ・データサイエンティスト ・インダストリーX.Oコンサルタント ・ブランド&クリエイティブステラテジスト ・デジタルトランスフォーメーションコンサルタント ・デジタルエンジニア ・UXデザイナー |
テクノロジー | ・SAPコンサルタント/エンジニア ・ソリューションエンジニア/システムコンサルタント/テクノロジーアーキテクト ・Salesforceコンサルタント/エンジニア ・アプリケーション/インフラ・アウトソーシングコンサルタント ・クラウドインフラコンサルタント/エンジニア ・Oracleコンサルタント/エンジニア ・PMスペシャリスト |
オペレーション | ・BPSビジネスコンサルタント【オペレーション本部】 |
セキュリティ | ・セキュリティコンサルタント |
管理部門 | ・人事部 ・財務部 ・総務部 ・マーケティング・コミュニケーション部 ・法務部 ・購買部 ・情報システム部 |
本記事では、戦略コンサルタント、経営コンサルタント(マネジメントコンサルタント)、デジタルトランスフォーメーションコンサルタントを紹介します。
戦略コンサルタント
◆業務内容
戦略コンサルティング本部に所属し、業界横断で戦略とテクノロジーを融合したソリューションを考案・提供していただきます。お客様にインサイトやアドバイスを提供し、ビジネスを変革するための指針を策定し、実現に導きます。また、デジタル・ディスラプション(デジタル化による破壊的変革)、産業の融合、成長とイノベーション、グローバルな経営モデル、持続可能なコスト管理、企業変革などのお客様の経営上の重要課題や重大な戦略的取り組みをビジネスパートナーとしてご支援します。
世界最大級のコンサルティング企業であるアクセンチュアで、そのネットワークや蓄積されたナレッジを生かし、デジタルの力を駆使して新しいビジネスを一緒に生み出していきましょう。
経営コンサルタント
◆担当業界
消費財、サービス、流通、小売り、自動車、産業機械、建設、不動産、運輸、貨物、旅行、航空宇宙、ライフサイエンス
*もっとも幅広い業界をカバーする製造・流通本部に所属するため、クロスインダストリーで知見を貯めていきやすいのが特徴です
◆業務内容
①マネジメントコンサルタント
お客さま企業の全社トランスフォーメーションの構想策定・推進をしていく役割を担います。
本格的なデジタル化時代が到来し、グローバルレベルで産業構造が大きく変わりつつある中で、戦略策定から変革実行・運用まで一気通貫で行える真のビジネスパートナーとして、お客さまの経営アジェンダと向き合っていきます。アクセンチュア社内の他部門・専門組織と協働するケースも多くありますが、お客様のビジネスや業界動向に精通した専門家としてプロジェクトをオーガナイズし、推進する役割を担います。
[主な専門領域]
・グローバル戦略
・事業戦略・事業構造改革
・デジタルトランスフォーメーション
・グローバルオペレーション改革
・人事組織改革
・M&A /PMI
・サプライチェーン(SCM)
・PLM/生産管理
・セールス/マーケティング戦略
・カスタマーエクスペリエンス・コンサルティング
・データドリブン・コンサルティング
経営コンサルタントは、企業の業務改善を行う仕事です。カバーする領域が多く、各業界の経験者も多く在籍しています。
デジタルトランスフォーメーションコンサルタント
◆業務内容
生活者体験を起点として、お客様のデジタル改革に関する計画立案・実現支援を担います。アクセンチュア インタラクティブやアクセンチュア全体の案件に精通し、多様な人材やサービスラインと協業して、お客様の成長を最短距離で実現するためのダイナミックなソリューションや、お客様の環境を踏まえた全体アーキテクチャを提案しています。お客様にオーナーシップを持ち、変革実現におけるアクセンチュアの要となる職種です。
<具体的な業務内容例>
・先進デジタルサービス/テクノロジーの調査・評価
・企業・業務・システムの課題抽出、デジタルを活用した変革テーマ企画・立案
・デジタル/IT組織、投資戦略立案
・変革施策抽出と実行管理
デジタルコンサルタントは、ビッグデータの活用や分析、新しい技術・テクノロジーを活用したビジネスの提案力が要求されます。
アクセンチュアの年収について
アクセンチュアの年収はいくらくらいなのでしょうか。実は、アクセンチュアは年収を公開していませんので、就活サイトや転職口コミサイトから推測するしかありません。
アクセンチュアの年収レンジはおよそ、500〜1500万円と言われています。そして、気になる平均年収は800〜900万円です。
コンサルティングファームかつ外資ということもあり、他の業界と比べると平均年収は高めです。
同じく、同一のコンサルティングファーム内で比較すると、マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、デロイトの方が平均年収は高めの傾向にあります。
就活サイト、転職口コミサイトでの平均年収、平均年齢はこちらです。
また、アクセンチュアで働いている方々の口コミをいくつか紹介します。
20代後半 女性 正社員 ビジネスコンサルタント
年収:500万円
職位が上がると年収が一気に上がる
20代後半 男性 正社員 SE
年収:480万円
30代前半 男性 正社員 ビジネスコンサルタント
年収:900万円
近年の傾向として、年収増、残業減の取り組みを行なっている。
20代前半 男性 正社員 SE
年収:550万円
コンサルタント職で入社すれば新卒でも500〜600万円の年収がもらえる。
一方、SEだと100万円ほど下がる。
20代後半 女性 正社員 ビジネスコンサルタント 課長級
年収:1300万円
コンサルタント職種がエンジニア職種よりも高いという口コミ、20代でも年収1000万円以上という口コミなどがあります。
アクセンチュアの役職と年収
アクセンチュアの役職は非常にシンプルな構造になっています。
新卒採用や20代の若手で中途採用となった場合は、アナリストから始まります。ですが、コンサルタント、マネージャーと昇格すると年収で1000万円が見えてきます。
業界としては、アップorアウトのカルチャーがありますが、アクセンチュアは昨今育成にも力を入れているようです。
役職名 | 年次(目安) | 給与(推定) |
アナリスト | 1年目〜3年目 | 450〜600万円 |
コンサルタント | 3年目〜6年目 | 600〜800万円 |
マネージャー | 6年目〜9年目 | 800〜1200万円 |
シニアマネージャー | 9年目〜 | 1200〜1500万円 |
マネジングディレクター | 2000万円〜 |
アクセンチュアの給与制度
アクセンチュアの給与制度は「年俸制」を採用しています。年俸制とは年収を12分割した給与を月給として毎月受け取る仕組みです。
マネージャー職位以上になると、残業代が支給されず、会社業績・個人業績によって賞与が1回支払われます。
アクセンチュアの残業代
アクセンチュアは近年残業代、給与体型について大幅な変更を行なっています。2017年からは残業は月45時間以内と決められ、原則45時間以上は働けません。
アクセンチュアの福利厚生
- 各種社会保険完備
- 確定拠出型年金
- 財形貯蓄制度
- 退職年金制度
- 出張日当
- 通勤手当
- 住宅手当
- 超過勤務手当
- 従業員株式購入プラン
- 長期収入所得補償
従業員株式購入プラン
従業員株式購入プランというのは、アクセンチュアの株を15%引きで購入できるという制度です。15%引きの購入に当てられる金額の上限は、毎月の給与のうち10%までなので、株価が一定の場合は月給が約1.8%増える制度と言い換えることもできます。なお、この制度で株を購入できる機会は年2回(各回6カ月間の給与の10%分を上限に購入可能)あり、購入後は証券口座から自由に売却することが可能です。
アクセンチュアの面接
アクセンチュアの中途面接では、どのような内容を聞かれるのでしょうか。
なぜコンサルティングファームか?
なぜアクセンチュアか?
高額なお金をもらって仕事をするプレッシャーについて
5年後、10年後どうなっていたいか?
アクセンチュアへ転職するためには?
転職エージェントを活用する場合
転職難易度はコンサルティングファーム業界内では、比較的易しい方ですが、とはいえ難易度はかなり高いと言えるでしょう。
外資系やコンサルティング業界の転職に強い、JACリクルートメント、リクルートエージェント、パソナキャリアなどがアクセンチュア、PwC、デロイトへの転職実績を多く持っています。
直接応募する場合
アクセンチュアの採用HPやLinkedinから応募しましょう。
コンサルティングファームだけあって、難易度は高いですので、しっかり面接対策を行いましょう。面接の情報は、転職口コミサイトを利用しましょう。実際の面接を受けた転職者の口コミが書かれているため、非常に有用です。
アクセンチュアに関する豆知識
アクセンチュアに海外駐在はありますか?
海外駐在の制度自体はありますが、ほとんど対象になる日本人はいないでしょう。あくまで日本法人もしくは日系企業がクライアントのプロジェクトがメインとなります。ですので、よほどのことがない限り日本人が駐在となることは少ないでしょう。
ただし、海外プロジェクトとしてプロジェクト単位で海外で働くことはあります。
海外拠点への転籍は可能ですか?
転籍とは、日本法人を退職して、海外法人のアクセンチュアに入社しなおすことですが、それ自体は可能です。ただし、また日本法人に必ず戻れるという訳ではないため、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アクセンチュアはグローバル規模で最も勢いのあるIT企業のうちの一つです。そのため、日本法人でも新卒採用、中途採用共に多くの採用を行なっています。
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